パオ(本名チェンハオイ)
基本設定:
41歳
男
ニシキビト族とドンガ族の混血
トラックの運送(地元)、自警団
好き:お酒、武勇伝、歴史
嫌い:筋の通らないこと(本人が勝手に決めている)、嘘付き
特徴:額の模様、大きくてたくましい体、野太い声
口調:ワシ、お前、〜やろ、〜やでぇ
性格・人間関係:
荒っぽい性格で喧嘩っ早いところがあるが、歳を取ってからは大人しくしている。本人なりの信念があるようだ。普段から口調がキツく一見不機嫌そうな態度をとっているが、それが彼にとって通常の振る舞いである。よく飲み物を奢ってくれる。職場では職員達にパックのジュースを配るのが、同僚にとって彼の名物的な行動になっている。ニョンという10代の女の子に惚れられて付き纏われているが、本人は「メスガキは興味ない」と言っている。アギルやビーと3人で酒を飲んだり遊びに行くが、その様子を周りから「壁」と言われる(3人とも大きいため)。
物語:
若い頃は、女遊び・喧嘩・悪戯を繰り返していたが、25歳あたりから落ち着いて丸くなっていき、仕事に一生懸命な人になった。大きな体と横柄な態度からいじめられることはあまり無かったが、学生時代はヤンキーに喧嘩をよく仕掛けられていた。喧嘩に喧嘩を重ねて強くなり、自分と同じような背丈でも2〜3人くらいなら余裕で打ち負かすことができるようになった。アギルが村に来て少し経った頃、辞めた元同僚から「アギルがパオの運送会社の仕事を横流しした上に悪い噂を広めた」と吹き込まれて信じてしまう。仕事の奪い合いは外の運送会社ではよくあることだが、地元密着型のベニクシャ村ではそうならないように住人達で協力しお互いの信頼を築き上げてきた。悩む社長(仲が良い)の姿を見たことでパオは激怒しアギルに直接会いに行く。冷めているアギルに対しムキになってしまい、喧嘩をしかけるが返り討ちにあう。彼が犯人では無かったということを聞き自分の浅はかな考えを謝罪。その後二人でパオの元同僚が犯人だったことを突き止める(同僚がアギルを犯人にした理由は、給料の安い職場と人使いの荒い社長への恨みで、辞めて会社の悪い噂を流し転職先へ仕事を横流ししたが、バレそうになり罪をなすりつけようとしていた)。それに頭に来たパオだが暴力では解決しないとアギルに諭され、彼に感心し少しずつ仲良くなっていった。